研究受託・コンサルタント

[実用化段階]山間部(不感地帯)における複数拠点間の同時通信  カタログ

鉄塔間の通話を実現するにあたり、従来の無線装置は3中継以上の回線設計が組めず、複雑な設計を組む必要があったため、導入コストが高かった。また、接続が不安定なため実用性に乏しい点もあった。

マルチポップ接続が可能な通信方式により、回線設計が不要となった。従来は高出力無線機だったため、電気通信管理局への事前申請・届出が必要だったが、本接続方法の場合小出力のため不要になる。また、送電線用高速PLCと組み合わせることで拠点間のWi-Fiエリア化を実現できる。

[試験段階]HD-PLCを用いた電気所間IP通信

携帯電話の使えない山間僻地や離島の電気所は送電設備の保全のために通信設備が必要なためアナログ伝送装置を設置しているが、更新費用が大きくコスト削減が必要であった。

高電圧用の高周波結合装置を開発し、HD-PLCを用いた電気所間IP通信を実現した。
実現にあたっては新型結合装置を開発し、従来のアナログ伝送装置から大幅なサイズダウンすることができ、ライントラップなどは不要となった。

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