サイバーセキュリティ② 自宅でできる不正アクセスチェック

なんとなく通信速度が遅くなったり、途切れるようになったりして不安に感じ、ご自分でWI-Fiの暗号化キーを変更した経験はありませんか?
みなさん、なぜWi-Fiの暗号化キーが盗まれたのか分からないと口を揃えて言っています。
実は、暗号化キーを盗む手段は複数あります。
盗まれると自分の回線を利用されるので宅内のすべてのスマホなどの速度が低下します。
これを見分けて、再発を防止する手順は以下のとおりです。
なお、本当に不正アクセスだった場合は、手順を実施した後数時間して、いろんな妨害が起きて最悪Wi-Fi接続が出来なくなります。
その場合は無線機の設定を元に戻せば問題ありません。

手順1 SSIDとWi-Fiの暗号化キーを変更するためにQRコードを作成する

「iPhone で Wi-Fi 接続用 QR コードを作成する」といった検索をかけるとたくさんでてくるので、それに従って作成してください。

手順2 無線LANにログインして、手順1で入力したSSIDと暗号化キーを
設定する

出来ればそのときに無線機設定でWPA2/WPA3を設定しておくようにしてください。

手順3 手順1で作成したQRコードで接続する

スマホ以外の端末はWPSボタンを使うと安全です。
パソコンも暗号化キー入力画面で無線LANのWPSボタンを押せば繋がります。
QRコードシートを使うのは不正な電波に接続しないためです。

変更後の注意点

ただ乗りが出来なくなると不正アクセス者は強力な電波で押さえ込んできますのでWi-Fiが繋がりにくくなります。

注意点1

「暗号化キーを入力してください」という画面が出たら、QRコードで接続してください。
このとき手入力すると暗号化キーを読み取られます。

注意点2

不正アクセスされていた場合は、変更後の特に初日から3日間程度
はWi-Fiが接続しにくくなることが多い様です。接続出来なくなったら、
無線LANの電源をオフオンしてください。
周波数が変わるので繋がるようになります(多分(^_^;)
繋がらないときは、30分から1時間ほど時間をおいてください。

注意点3

無線中継機は使用しないでください。
私の知る限り乗っ取られない無線中継機はありません。
中継方式の規格が公開されているので、防ぎようがありません。
これはメッシュWi-Fiも同様です。
大丈夫なメッシュもありますが、一般販売はされていません。

無線LANが2台あると便利

不正アクセスの電波は現時点では一つなので、無線機が2台あるとどちらかと
繋がりますから、注意点2が確認されたときは2台に増やすことをお薦めします。

以上です。

今時、メジャーなプロバイダにおいては光ファイバー回線速度が低下することはありません。遅い原因は宅内側にあります。
無線LANとスマホを電源オフオンして速度測定(グーグル速度測定などが良い)を行ったときに、5GHzの電波を使用して200メガ以上の速度が出れば、宅内にウィルス感染している端末があるか、近隣からの不正アクセスが原因であることが多い様です。

お問い合わせメールアドレス: tek@mdo5.com

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